ファイバーカプラとは
ファイバーカプラ(光ファイバーカプラ)とは、デジタルの電子信号を光信号として伝送することができるデバイスです。
さらに伝送する際に、光の分岐・合流、異なる波長を分波・合波する機能も備えています。
一般的には2本の光ファイバーを融着した1×2カプラ、2×2カプラと呼ばれるものが使用されます。(数字はポート数を表します。)
ファイバーカプラの種類と特徴
ファイバーカプラは大きく分けると以下の2種類に分類できます。
それぞれの動作、用途を簡単にご紹介します。
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分岐型ファイバーカプラ
分岐型ファイバーカプラは、一つの入力ファイバーから複数の出力ファイバーに光信号を分配するために使用されます。
例えば、光通信システムであれば、一つの中継局から複数の顧客への接続を可能にするために使用されます。
入力信号はファイバーカプラ内部で分岐し、それぞれの出力ファイバーに光信号が送られます。 -
結合型ファイバーカプラ
結合型ファイバーカプラは複数の入力ファイバーから一つの出力ファイバーに光信号を結合させるために使用されます。
これは、異なる光源からの信号を一つのファイバーで結合し、光信号を集約する場合に有用です。
また、光ファイバーセンサや計測装置などのアプリケーションでも使用されます。
<参考文献>
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/semiconductor/knowledge/faq/opto.html