マイコン

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マイコンとは?

マイコンとは、電気機器を制御するための基本機能をひとつのICチップに搭載した電子部品です。

マイクロコントローラ(Micro Controller Unit)の略でMCUとも表記されます。

電子機器において、何らかの入力を行うことで、他の部品を動作させるという場合には、必ずマイコンが組み込まれます。

 

マイコンの仕組み

マイコンは複数の機能を1チップに組み込んだものです。

基本は「入出力装置」、「処理装置」、「記憶装置」の3つの装置によって構成されています。

 

  • CPU
中央処理装置と呼ばれ、各装置の制御、情報演算を行います。
CPUは入力装置からの情報を取り出し、計算および論理演算をし、その結果を出力装置に送ることで、情報を出力しています。
CPUには8bit32bitなどの種類があり、bit数によって一度に処理できる情報量が変わってきます。
性能が上がるほど多くの情報を高速で処理することが可能です。

 

  • RAM
RAMは記憶装置の一種です。
CPUが処理する内容を保存する役割を担っています。
高速に読み書きが可能ですが、電源を切ると記憶した内容が失われるため、一時的な保存に利用されます。

 

  • ROM
ROMRAMと同じ記憶装置の一種です。
RAMと異なり、大容量のデータを保存することができ、電源を切っても記憶した内容が失われないという特徴があります。
ROMRead Only Memory)の名の通り、基本的には読み込み専用の装置です。

 

  • I/O
I/Oは、入力(Input/出力(Output)を指し、情報の入出力を司ります。
マイコンは入力(I)ポートから入力された信号をCPUで処理し、出力(O)ポートに結果を出力するという一連の動作を行っています。

 

マイコンを使用する利点

マイコンは、多数の電子部品を超小型化し、集積化したLSILarge-Scale Integrated circuitです。

本来であれば数多くの部品を用いて回路を構成するところを、マイコンを使うことでそれらを集積化できるため、実装面積を大きく抑えることができます。

 

また、部品の集積化によって、多くの機能を追加することができるため、機器の多機能化につながっています。

機能の追加による機器(回路面積)の拡大を避けられるからです。

 

 

マイコンの製品一覧はこちら

 

<参考文献>

https://www.lapis-tech.com/jp/common/miconlp/tips/tips-1/article-1/

https://spaceblock.jp/blog/19ps_TIwxViiWlccIk3-S