コネクタとは?
コネクタ(英: connector)は、機器に外部信号を繋げるために使用される部品です。
コネクタは、主に樹脂でできた絶縁体によって、導体を固定した構造を持っています。
この絶縁体は導線を保護する役割を果たしているため、ハウジングと呼びます。
機器に挿す側をオス(male)と呼び、もう一方の挿される側をメス(female)と呼びます。
コネクタによっては、オスをM、メスをFと表記し、型番で区別する場合もあります。
コネクタの特徴
コネクタは、脱着が容易なため、機器同士の接続・切断を繰り返し行うことができます。
コネクタを使わない場合、接続にははんだ付け、切断にはケーブルを断線させなければならず、再接続が非常に困難です。
コネクタは、用途に応じた製品の選定が必要ですが、実に多様な種類があるため、一から選定するのは一苦労です。
しかし、多くのコネクタは一般的に工業規格などで標準化されているため、規格から選定することが可能です。
コネクタを使用する際の注意点
コネクタは、規格が合っていないものを取り付けると、故障の要因となります。
規格が合っていても、間違った取り付け方をするとコネクタの破損に繋がるため、注意が必要です。
また、使用する環境によって、コネクタや機器の故障に繋がる場合もあります。
過酷な環境での使用には、防水タイプや自動車用コネクタなどの高信頼性タイプを選定しましょう。