電源とは
電源とは、電気エネルギーを供給する部品・装置のことを指します。
私たちの身近にあるコンセント、乾電池、バッテリなど、これらは全て電源です。
電化製品などは、電気エネルギーを供給することで電子回路やモータが作動し、初めて使用する事ができます。
これらの電源エネルギーを消費するデバイスのことを負荷デバイスと呼びます。
反対に、電源から供給される電気エネルギーを、負荷デバイスが要求する電気エネルギーに変換し供給するデバイスを電源デバイスと呼びます。
代表的な電源デバイスに電源ICがあります。
電源ICの役割
電源ICは電源と負荷デバイスの間で、電気エネルギーの変換・供給の役割を担っています。
負荷デバイスはそれぞれ要求する電気エネルギーが異なっており、電源からのエネルギーを電源ICが変換しなければ動作することができません。
電源ICの種類
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AC/DCコンバータ
通常はコンセントから供給されるのは交流(AC)ですが、一般的な電子機器は直流(DC)で動作します。
そこでACからDCに変換(コンバート)するための電源がAC/DCコンバータです。 -
DC/DCコンバータ
機器の中でも各部品毎に必要な電圧が異なります。
そこで、DC/DCコンバータを部品の前に挿入し電圧を変換することで適正なエネルギーを供給します。 -
リニアレギュレータ
リニアレギュレータは安定した電圧を供給する事ができます。
また、リニアレギュレータの出力電圧はノイズが少なく、センサモジュールなどのノイズに弱い部品へ電源供給するのに適しています。
<参考文献>
https://www.ablic.com/jp/semicon/products/power-management-ic/voltage-regulator-ldo/intro/
https://www.marubun.co.jp/technicalsquare/8997/