スイッチングレギュレータ

スイッチングレギュレータ

スイッチングレギュレータ

スイッチングレギュレータとは

スイッチングレギュレータは、入力される直流電圧(DC)を必要とされる直流電圧(DC)に変換することができるレギュレータのひとつです。

電子機器において、バッテリなどの電源電圧から供給される電圧は、そのままでは後段の回路にとって低すぎたり、高すぎるという状況に陥ってしまいます。
そこで、入力される電圧よりも高い電圧(昇圧)や低い電圧(降圧)を必要に応じて作り出すことのできるスイッチングレギュレータが使用されます。

スイッチングレギュレータの特徴

電源設計をするにあたって、レギュレータをスイッチングレギュレータにするかリニアレギュレータにするかの選択が必要となる時があります。
どちらを使用しても要求仕様を満たせる場合は、それぞれの特徴を比較して、使用する部品を選ばなくてはなりません。
ここではスイッチングレギュレータの持つ特徴をご紹介します。

長所

  • 降圧、昇圧、反転、昇降圧が可能
  • 高効率
  • 発熱が少ない
  • 出力電流が大きい

短所

  • 設計が複雑
  • 部品点数が多い
  • スイッチングノイズ/リプル電流がある
  • コストが高い
リニアレギュレータと比較すると、スイッチングレギュレータはIC単体や構成部品のコストは高くなってしまいますが、リニアレギュレータも発熱などを考慮すると追加で放熱板が必要になったりと、一概にどちらがコストが高いかという判断はできません。
それぞれの長所と短所をしっかりと把握した上で、目的に合った部品選定をすることが大切です。

     

    スイッチングレギュレータの製品一覧はこちら 

     

    <参考文献>

    https://techweb.rohm.co.jp/product/power-ic/dcdc/dcdc-basic/

    https://www.ablic.com/jp/semicon/products/power-management-ic/switching-regulator/intro-2/