バリスタ

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バリスタ

バリスタとは

バリスタとは、"Voltage Variable Resistor"の略語で可変抵抗器を意味しています。
バリスタは可変抵抗器という名前の通り、印加する電圧によって抵抗値を変えるという性質があり、これを利用して静電気やサージなどの異常電圧から回路を保護するために使用されます。

バリスタの特徴

バリスタは、印加される電圧が小さいときは抵抗値が高く、反対に電圧が大きいときは抵抗値が低くなるという特徴を持っています。
電流と電圧の関係が非直線で対称となっているため、極性はなく双方向で使用する事ができます。

また、バリスタは長寿命で信頼性が高いため、耐久性を求められる車載機器などの分野で非常に活躍しています。

バリスタの用途

バリスタは、電子回路において電源サージ保護、誘導性負荷のサージ保護などの役割を担っています。
サージ電圧が印加される可能性がある端子付近に設置され、高電圧が印加された場合のみ抵抗値が低くなるため電流を流します。
バリスタはこのような仕組みでICなどの素子を保護しています。

近年では電子機器のモバイル化が進み、手に触れたり、機器をケーブルで接続をする機会が増えてきています。
このときに起こる静電気放電により、ICが誤動作を起こす可能性があるため、今後もますますバリスタの活躍の場は広がっていくはずです。


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<参考文献>

https://www.tdk.com/ja/tech-mag/noise/10

https://analogista.jp/varistor/