コンパレータとは?
コンパレータ(Voltage Comparator)は、比較器・比較回路などとも呼ばれます。
オペアンプと同じく入力端子(+、-)、電源端子(+、-)、出力端子の五つの端子で構成される部品です。
コンパレータでは二つの入力端子の電位差(印加電圧または、流れた電流)を比較し、どちらかの大小によって出力電圧を変化させます。
コンパレータの用途
コンパレータはその名の通り、入力した値を比較することに適しています。
また、アナログ入力信号をデジタル信号として出力することもでき、アナログ/デジタルコンバータとしても使用することが可能です。
オペアンプと類似点の多いコンパレータですが、実際にオペアンプで機能を代用することもあります。
オペアンプの方が汎用性が高く、価格も抑えられるというメリットがありますが、すべての回路で代用が利くわけではありません。
不帰還回路の有無が両者の大きな違いとなりますが、不帰還回路の設けられていないコンパレータの方がオペアンプと比較して高速動作に優れています。
機器の速度に影響を与えてしまう場合もあるため、用途によって適切な方を選択する必要があります。