リニアイメージセンサー

リニアイメージセンサー

リニアイメージセンサーとは

リニアーイメージセンサーは、画像情報を1次元的に読み取り、アナログ信号に変換し、時系列で出力する固体撮像デバイスです。
CMOSタイプとCCDタイプの二種類があり、それぞれ内部回路の構成によって区別されます。

リニアイメージセンサーの用途

リニアイメージセンサーは、細いライン毎に撮影し画像を構成するため、装置上を流動している対象物を読み取るのに適しています。
また、光学技術による物の色や形、質、距離など様々な測定対象物の定量的な情報を取得するのも得意な分野です。

これらの特長を活かしてリニアイメージセンサーは下記のように様々な用途に利用されています。

  • 欠陥・異物検出
    装置上にあるフィルムや生地の様な対象物の傷、汚れ、異物混入、部品の欠落などを検出し、良品と不良品を選別します。
  • 落下物の異物検出
    穀物・豆類・ペレット状プラスチックなどの対象物を落下中に撮影、傷の有無、色や形状の違いを判定し、良品と不良品を選別します。
  • エッジ検出
    搬送装置上にある対象物のエッジを確認し、予定の位置から外れた欠損やバリを検出し判定します。
  • 濃度検出
    試料を通した入射光の屈折率によって、試料の濃度測定をします。

 

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<参考文献>

https://toshiba.semicon-storage.com/jp/semiconductor/product/linear-image-sensors.html