トランジスタアレイとは
トランジスタアレイは、高耐圧・大電流のトランジスタおよびDMOS FETを用いたドライブ回路をICパッケージに複数配列した製品です。
アレイ(array)は英語で配列という意味なので、トランジスタを配列したトランジスタアレイという名称になっています。
トランジスタアレイの種類
トランジスタアレイは、構成している内部のトランジスタの種類によって異なる特徴があります。
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DMOS FET
入力電流が非常に小さく、MCUとの接続が容易。
高耐圧かつ低消費電力を実現しており、現在のトランジスタアレイでは主流になっています。 -
シングルバイポーラトランジスタ
入力電流が大きく、駆動用の負荷回路が必要となる場合もあります。
元々はバイポーラトランジスタでの構成が基本でした。
また、トランジスタアレイには出力形式の違いにより、シンク型、ソース型の2種類があります。
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シンク型(ローサイドスイッチ)
負荷に対してグランド側で接点のON/OFFを行います。
トランジスタアレイが”負荷から電流を吸い込む”動作モードです。 -
ソース型(ハイサイドスイッチ)
負荷に対してプラス極側で接点のON/OFFを行います。
トランジスタアレイから”負荷に向かって電流を吐き出す”動作モードです。